76年前の破壊兵器

どうもこばやしです。とある界隈ではネトウヨと言われる人種ですが本題前に一発言いたい。ネトウヨって「ネット右翼」の略称で言論人や大学教授たちのそれはネトウヨじゃねーから!ただの右翼、あるいは保守。これを知らなかった人は覚えて帰ってください。

 

さて、今日8月6日は広島に原爆が落とされ多くの一般人が犠牲になった日です。学校等ではあの原爆投下は正しかったと言われますが実は国際法では違法行為である可能性が高いとされる見解もあります。僕はそっちの意見なんですが。広島も長崎も軍事工場がたくさんあったので落とす理由もわかりますが両方とも軍事に関係ないところに落とされています。これは明らかに一般人を標的にした虐殺だと言われても文句は言えません。僕たち日本人はあの悲劇を忘れてはいけません。

 

まああんまり堅いことを書き連ねるのはあんまり好きじゃないのでここからはオタクとして核爆弾について触れていこうと思います。

核爆弾の原理は主に二つあります。一つはウランやプルトニウム核分裂反応のエネルギーを利用したものと重水素核融合のエネルギーを利用したものです。前者が原子爆弾で後者が水素爆弾です。日本に落とされたのは原子爆弾の方で実は核爆弾の中では威力が”低い”爆弾なんですね。そんな感じでも街一つ吹っ飛ばす威力があるなんで怖いですね・・・水素爆弾が使われ始めたのは戦後で有名な使用例はビキニ湾での爆破実験ですね。しかしその実験で第五福竜丸被爆し船員が放射能汚染の被害に苦しむといういたわしい事件も起こりました。この事件をきっかけに文字どうりモンスター級の超有名怪獣映画が作られます。それが「ゴジラ」です。僕が唯一オタクぶれる特撮なんですがこの映画の人気たるや。いまだにハリウッドで新作が作られたり庵野秀明監督の恐怖とパニックに全振りした「シン・ゴジラ」もありましたしアニメ化も果たしています。しかしゴジラの裏側にはアンチ核兵器のメタファーが込められていることを忘れないで欲しいです。

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ゴジラ(1954年)

さて核爆弾の話に戻しますが、実は日本に向けて三つ目の原爆が準備されていたことを知っていますか?その爆弾はみんな大好きデーモン・コアです。出ましたwしかし広島に落とされたリトルボーイ、長崎に落とされたファットマンに続いてデーモン・コアが落とされそうだったと考えるとゾッとします・・・しかし二発目を落とされた数日後に日本は降伏したのでデーモンコアくんは一旦お役御免になってしまいました。しかしデーモンコアくんはハリー・ダリアンとルイス・スローティンという二人の博士のそれぞれの臨界実験に使用されることになったのです。

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デーモン・コアの臨界実験の様子

この二つの実験は調べたことがある人なら知っていると思いますが失敗します・・・2回ともうっかり臨界点を超えて危険な状態になってしまいます。しかし爆発等が起こる前になんとか実験を中止し臨界を止められたのですが2回とも博士が一番近いところで実験をしていたので高濃度の放射線を浴びて被爆し二人とも死亡してしまいます。その時青白い光を放ったと言います。チェレンコフ放射という現象なんですが実はゴジラでその描写が腐るほど出てくるんです。それは背びれの発光です。あの背びれの青い光はチェレンコフ放射の光だったんですね。あとたまに二次創作のギャグ漫画とかでデーモンコア本体が出て来てチェレンコフ放射してたりする漫画とかありますが発光しだして慌てる描写の意味がわからないという人もいるかと思います。あれは核が臨界点に達してチェレンコフ放射をしているからヤバイっていうネタなんですね。このブログを読む前と後じゃそのお笑いの意味がわかって楽しくなるんじゃないでしょうかw

 

後半はオタクの知識てんこ盛りになってしまいましたがとにかく核兵器はとても怖いものなんだよということを知ってください。日本核武装論もありますがそれは日本が破壊者の側についてしまうことを意味します。それだけは避けて欲しいと思います。日本は世界の良心であって欲しいです。

お後がよろしいようで・・・

 

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